2024/05/13
民生委員児童委員として、これまで地域福祉の向上にご尽力いただいた方々を合祀し、その理念と功績に対して敬意を表することを目的に、合同追悼式を開催しました。
1.日 時 令和6年5月10日(金)午前10時から
2.会 場 宮崎県福祉総合センター本館(宮崎市原町2番22号)
3.合祀者数 213柱(累計6,266柱)
民生委員児童委員慰霊之碑について
[福祉の象徴 慰霊之碑]
慰霊之碑には、物故された民生委員・児童委員の御霊が合祀されている。
これらの方々は、限りない隣人愛をもって、自ら進んで地域社会に奉仕された人たちである。苦悩の多い人の世にあって、互いによい隣人として常に平和を願ってやまない精神こそが、わが国民生委員制度の本質であり、社会福祉に従事する者の心の象徴でもある。
[建立の経緯]
物故民生委員の遺徳を敬慕し、その功績を永遠に顕彰する主旨のもとに、第2回宮崎県民生委員大会において、建立が決議された。民生委員1,504名1人当たり100円の拠出金と、社会福祉団体並びに宮崎県の助成により、昭和25年6月13日、宮崎市別府町(旧宮崎市役所前公園)に建立された。
しかし、時代の推移とともに、静寂であったその地も車の騒音がひどくなり、加えて敷地も狭隘で荘厳さが著しくそこなわれるようになり、本県の民生委員制度発足50周年記念事業として移転することが、昭和52年2月の県民生委員児童委員協議会総会において、万場一致で決議された。県内1,882名の民生委員児童委員が1人あたり10,000円を拠出し、県費の補助を仰ぎ、宮崎県福祉総合センターに新たに建立された。
[追悼式開催の経緯]
昭和25年の慰霊碑建立後、毎年、本県方面委員制度創設(昭和3年6月13日)の日に、慰霊碑前に祭壇を設け執り行われてきた。5月12日が民生委員・児童委員の日と定められてからは、この日を中心に開催している。
現在、追悼式を行なっているのは全国でも例が少なく、本県の追悼式は歴史ある式典の一つである。